2019年7月21日(日)が開票日となる第25回参議院選挙は、日本の将来に関わる重要な選挙です。旅するミシン店では投票をされたお客様へ特製シールを配布いたします。7月20日(土)以降、旅するミシン店の谷中のお店で、参院選挙への投票(これから投票予定の方も)をお申し出いただければ、シールをお渡しいたします。シールはしばらくの期間配布できる数量は用意しましたが、なくなり次第終了とさせていただきます。
まだの方は、7月21日までに投票に行きましょう!
おこがましいかもしれませんが、ご投票の参考になるサイトです。
東京都選挙管理委員会特設サイト(選挙区は東京選挙区のみ対応)
朝日新聞社と東京大学谷口研究室の共同調査(立候補者アンケートに基づく政策スタンス比較)
三春充希(はる) ☆2019参院選情勢情報部 (選挙分析など)
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選挙にも膨大な税金が使われています。投票しないともったいないんです。
選挙は楽しい。あーでもない、こーでもないと悩んで、あなたを代弁してくれる人を選び、その人に任せる。国の代表を選ぶなんて考えずに、今のあなたと一番意見が近い人、そしてその意見を国会で伝えてくれそうな人を選びましょう!
一票の責任は、意外と重い。だからみんなで行こう!
フィンランドの投票率は低くて70%台、フィンランドのように投票率が高くあって欲しいです。
シールにはフィンランド語で「投票」äänestys(アーネステュス)、「7月」heinäkuu(ヘイナクー)と書いてあります。
店長 植木ななせ
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十数年前の話ですが、新卒で就職後にしばらく九州で働いていました。それまでは東京に住んでいました。九州最大の都市の福岡といえども、都市のサイズは東京よりもはるかにコンパクトで、その代わりいろんな職種・立場の人と比較的濃い関係を持っていたように思います。社会人として九州に来て少し驚いたのが、政治が身近に感じたことでした。インフラ関係の仕事の方、労働組合の幹部、宗教団体の信者の方、イデオロギー政党の方、皆さん人生の先輩方で、よくしてくださったのですが、投票の勧誘や選挙の話も東京に比べるとダイレクトに来たのです。そして強く感じたのは、日本の政治は団体の活動によって動いているということでした。
2000年代前半、止まらない少子高齢化、貧富の格差、正規・非正規雇用の格差、異常に高い社会保険料、長い労働時間、男女の固定した役割・観念など、当時の若者層だった就職氷河期世代にとって重要な問題が数々あったのですが、少なくとも私が時間をともにした当時の若年・青年層の男女に、政治への関心、また政治が問題に関わることへの期待を持っている人は(私も含めて)ほとんどいなかったと記憶しています。一方で、先輩方が関わっていた「団体」はそれなりに政治を動かし、政権交代も起こりましたが、私や同世代が身近に感じていた問題に本質的に触れられることはあまりなかったように思います。
結局、それらの問題は社会的な大きな議論になることがなく数十年が過ぎ、状況がかなり悪化してから、より大きな問題として、2019年、社会に横たわっています。問題の当事者として影響を受ける方が、投票という行動しなかった、あるいは行動しづらいという構造が2000年代前半当時あったと思いますが、それは今の時代にもかなり引き継がれていると思います。
投票は地味で、意外と時間もかかるので、行くのは苦痛に感じることも多いです。一方で、オーストラリアのように、投票所周辺に多数の屋台が出てお祭りのような空間になっていて、投票する人が楽しめる環境が作られて、全体として高度な民主主義が維持されているようなところもあります。
ななせ店長と話して、これまで投票をアピールするイラストをSNSに投稿してきました。少し一歩踏み込んで、本当にささやかですが、今回は選挙参加の証として「シール」をななせ店長がつくり、配布いたします。「投票」が身近で、重要で、そして楽しくなることに微力ながら貢献できたらと思っています。
投票に行きましょう!
管理人 安武輝昭
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