那覇「BOOK Cafe&hall ゆかるひ」さんで当店のブックカバー取扱い開始しました。

※2022年11月をもって当店製品のお取扱が終了となりました。コロナで大変な時期にご来店いただいたお客様やお取扱をいただいたオーナー様に感謝申し上げます。(2022年11月10日追記)

那覇のメインストリート「国際通り」の北側・久茂地。1980年代にこの地に「夢空間」さんという絵本専門店がありました。この絵本店のオーナーだった屋嘉道子さんが2016年にオープンしたのが「BOOK Cafe&hall ゆかるひ」さんです。

https://yukaruhi.weebly.com/

「ゆかるひ」は琉球語で「佳き日」という意味です。”沖縄の宝をさがして出会えたその日が「ゆかるひ」。”ということから店名を命名されています。その由来の通り、店内は沖縄・琉球文化に関わる本や工芸品が展示されています。あるご縁があって、その一角に当店の文庫ブックカバーも置いていただくことになりました。ブックカバーはできるだけ柄のバリエーションを豊かにし、裏地は沖縄県内で購入した生地をなるべく多く使うようにしています。

久茂地は東京でいうと銀座・新宿にあたる、繁華街+ビジネスの中心を那覇で担っているエリアです。道子さんは今のゆかるひさんと同じビル内で絵本専門店を開業後、ご結婚で長野へ移住。基地の問題などで苦悩する故郷を見て、那覇で再びお店をすることを決意されたそうです。道子さんのことは地元紙でもたびたび紹介されています。

琉球新報による紹介記事

地元紙に掲載された道子さんのエッセイ

ゆかるひさんの書棚は那覇のアート関係の古書店である言事堂さんが担当されており、沖縄関連書籍を中心に深い選書が提供されています。カフェスペースでは、那覇と嫁ぎ先の長野の両方の味を知る道子さんがつくる自然志向の心身に優しいランチも楽しめます。約60人が収容できるイベントスペースもあり、音楽、舞踊、映画上映、沖縄の作家による作品展示、沖縄の様々な側面を知るトークイベントからヨガイベントなど多分野の催し物が頻繁に開催されています。

当店もブックカバーを置いていただけることなり、ブックカバーの魅力を那覇・沖縄の方に知ってもらえるよう、製品づくりを工夫してゆきます。

沖縄ご在住、また那覇へご旅行されるお客様はぜひ「ゆかるひ」さんをのぞいみてください!

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Book Cafe&Hall ゆかるひ
住所:那覇市久茂地3-4-10久茂地YAKAビル3F
(最寄り駅:ゆいレール「県庁前」)
ホームページ:https://yukaruhi.weebly.com/
Facebook:https://www.facebook.com/yukaruhi/
電話:098−860−3270
営業時間:11:00~18時ごろ(日没)
定休日:毎週火曜日および水曜日

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The Book-Cafe and culture venue “Yukaruhi” in Naha, Okinawa started to sell the Book-cover of Tabisurumishintenl, from June of 2019.

“Yukaruhi(ゆかるひ)” means “A Good Day” in Okinawa(Ryukyu) languages.

Yukaruhi sell the books about Okinawa and craft works by Okinawan creators. In the cafe space, you can have the natural meals that reflects the Okinawa and Japanese culture. Many events about Okinawa and Asian culture is taking palace in Yukaruhi.

“Book Cafe & Hall Yukaruhi”(ゆかるひ)
Adress: 3rd floor of Yaka-Building, 3-4-10 Kumoji, Naha, Okinawa.
Telephone(in Japan): 098−860−3270
Business hour: 11am to about 6pm(sunset time).
Business holiday: every Tuesday and Wednesday.

「旅するミシン店の沖縄フェア」(2018年春~夏)

旅するミシン店では4月に沖縄を訪れ、那覇、名護などの生地屋さんで琉球舞踊・晴れ着用の反物・生地を仕入れてきました。

沖縄には芭蕉布、紅型(びんがた)、花織、ミンサーなど独自の伝統を持つ生地が多数あります。現在、それらの伝統生地は伝統継承者の職人により手織り・手染めされており、本物が持つ質感を備え、日本の伝統織の中でも最高級品クラスの品として知られています。

当店は日用品として製品を制作しているため、購入した生地は機械織の普及品になりますが、沖縄各地の伝統織のデザインを受け継いだもので、いずれも沖縄県内でしか入手が難しいものです。

それらの生地を使ったブックカバー、バッグ類、コースター・カードケースなどの布小物の製品を夏まで継続的に谷中店、各取扱店様、フェアで展開して参ります。

また谷中店ではミニ写真展も展示しています。ご来店の際はぜひご覧ください。

沖縄の生地にご興味を持たれた方は以下の本もおすすめまします。

>>柳宗悦『手仕事の日本』(岩波文庫他)
https://honto.jp/netstore/pd-book_03494185.html
(近代化の中でないがしろにされていた琉球の伝統文化を再評価した民芸運動創始者の主著のひとつ)

>>澤地久枝『琉球布紀行』(新潮文庫)
https://honto.jp/netstore/pd-book_02425645.html
(沖縄戦で一度壊滅した琉球の伝統生地の生産を、戦後に復興した人たちの物語)