徳島・しじら織を使用した製品を出します

古来から日本最大の藍の産地である徳島が誇る木綿織「阿波・しじら織」。旅するミシン店ではこれからブックカバーなどにしじら織を使用した製品を出していきます。

しじら織の最大の特徴はシボという凸凹が生地にあることです。

明治初期に現在の徳島市東部の阿多の機織職人である海部ハナが水濡れした織物を乾燥させた時に偶然できた凸凹に着想を得て、改良の末に凸凹加工の再現性を確立したことがしじら織のはじまりとされています。

しじら織の特徴はワッフル状のシボがあることにより特に夏季の蒸し暑い時期でも涼やかで肌触りがいいことです。軽くて丈夫、柄のバリエーションも豊富です。

しじら織は現在明治30年創業の長尾織布さんと大正元年創業の岡本織布工場さんの2社が製造されており、旅するミシン店は2社ともにお伺いして生地を買い付けしております。

しじら織はシボをつくる加工があるため全て水通ししてあります。ブックカバーの裏地などに使う生地は表示がない限りは色落ちしにくい化学染料で染めた生地です。

また日本各地の多くの木綿織は幅の細い着物用の反物として出荷されていますが、しじら織は幅1メートルを越える生地もありますので、これまで伝統織の裏地で出していた文庫と新書以外にも、少年コミック・少年文庫、四六判、A5サイズのブックカバーにも裏地として使用できます。

しじら織は色数が多いだけでなく、縞・格子・チェックなど織模様も多彩で見ていても楽しいです。谷中店舗以外にもお取扱店さん、旅するミシン店通販部にもしじら織を入れた製品を出していきますので、ぜひ徳島の豊かな歴史と文化を反映したしじら織をご覧ください。

【在庫復活情報】極厚文庫本用ブックカバー

極厚文庫本用ブックカバー、谷中店舗の在庫が復活しました。

600ページから1200ページ程度の文庫本が入るブックカバーです。京極夏彦先生の文庫本も、『絡新婦の理』をのぞいてほとんど入ります。

写真では600ページ弱と約400ページの文庫2冊を入れても余裕で入ります。

柄も増やして、通販部とお取引店様にも出したいと考えています。

【納品報告】三洋堂書店城山店 ZAKKA FACTORY(25年2月21日)

【納品報告】
三洋堂書店城山店さんのZAKKA FACTORYさんに

・瀬戸電車文庫ブックカバー
・手描きの小銭入れとペンケース
・巾着袋と文庫本ファスナーポーチ
・LサイズとXLサイズの布マスク
・文庫ブックカバー各種

を本日昼、直接納品しました。

三洋堂書店城山店さんは書籍だけでなく雑貨のお取り扱いも充実していて、独立したコーナー・ZAKKA FACTORYさんを設けて地元の作家さんや専業メーカーさんの雑貨製品を多数展開されています。

旅するミシン店のコーナーも布雑貨が充実していて、谷中店舗にもない製品も複数展開中です。

三洋堂書店城山店さんはスーパーや喫茶店と一体のキャパが大きい駐車場を完備し、東尾張エリアから車で行きやすいところです。名古屋の中心部からは名鉄瀬戸線の尾張旭駅下車徒歩約8分です。

周辺にカフェやレストランが多数あって楽しいエリアの立地です。お近くにお越しの時はぜひお寄りください。