「旅するミシン店の沖縄フェア」(2018年春~夏)

旅するミシン店では4月に沖縄を訪れ、那覇、名護などの生地屋さんで琉球舞踊・晴れ着用の反物・生地を仕入れてきました。

沖縄には芭蕉布、紅型(びんがた)、花織、ミンサーなど独自の伝統を持つ生地が多数あります。現在、それらの伝統生地は伝統継承者の職人により手織り・手染めされており、本物が持つ質感を備え、日本の伝統織の中でも最高級品クラスの品として知られています。

当店は日用品として製品を制作しているため、購入した生地は機械織の普及品になりますが、沖縄各地の伝統織のデザインを受け継いだもので、いずれも沖縄県内でしか入手が難しいものです。

それらの生地を使ったブックカバー、バッグ類、コースター・カードケースなどの布小物の製品を夏まで継続的に谷中店、各取扱店様、フェアで展開して参ります。

また谷中店ではミニ写真展も展示しています。ご来店の際はぜひご覧ください。

沖縄の生地にご興味を持たれた方は以下の本もおすすめまします。

>>柳宗悦『手仕事の日本』(岩波文庫他)
https://honto.jp/netstore/pd-book_03494185.html
(近代化の中でないがしろにされていた琉球の伝統文化を再評価した民芸運動創始者の主著のひとつ)

>>澤地久枝『琉球布紀行』(新潮文庫)
https://honto.jp/netstore/pd-book_02425645.html
(沖縄戦で一度壊滅した琉球の伝統生地の生産を、戦後に復興した人たちの物語)