旅するミシン店が面する道路の愛称が「朝倉彫塑館通り」に

旅するミシン店(東京都台東区谷中7-18-7)も面する通りに、「朝倉彫塑館通り」という愛称がつくことが、2019年7月に台東区により承認されました。下記の台東区のページの一番最後に情報が記載されています。

台東区の道路通称名・愛称名一覧

諏訪台通りと経王寺が交差する交差点(東京都台東区谷中5-11)から三崎坂の通りの交差点(同・谷中5-1)に至る通りには、これまで正式的な名称がなく、「初音の道」という名称がNPO団体、研究者、ブログなどで多く使われてきました。当店でも2013年に“谷中「初音の道」の歴史”という記事をポストしています。

観光区でもある台東区では、東京都が定めるメジャーな道路の通称だけでなく、上記リンクにあるように区独自の通称を交通量の多い区道に定めてきました。さらに、小規模の道路(区道)については町会や商店街の発案によって愛称をつけており、谷中では地元店舗の集まりの発案で「谷中キッテ通り」も誕生しています。

「朝倉彫塑館通り」については町内会の方が主導して申請がされ、名称のもとになる朝倉彫塑館が台東区の所有物で、通りのシンボルでもあることから、審査もスムーズだったようです。これから電柱などにこの「朝倉彫塑館通り」表記がついていく予定です。

「初音の道」の「初音」については、この通り一帯が「初音谷中町」という地名であるなどの伝統を引き継いでおり、音の形もよい名称だと思っていましたが、今後は「朝倉彫塑館通り」が定着していくのではと思っています。

「朝倉彫塑館通り」は徳川幕府による天王寺の建立前から原型ができていた、谷中の中でも最も古い道のひとつと言われています。休日やお彼岸の時期などは人通りが増えますが、平日は寺町らしいとても静かな通りです。朝倉彫塑館を中心に人とアート・工芸をつなげる通りとして、愛され続けると思います。

The road where Tabisurumishinten is located was named as “The ASAKURA Sculpture Museum Street(Asakura_chosokan_dori)” approved by the Taito City officially in End of July 2019. This road is one of the oldest street in Yanaka. In history, Many artist and craftman lived this street.

本日は旅するミシン店開店6周年(2018年12月15日)

本日2018年12月15日(土)、旅するミシン店が谷中にお店を出して6周年となります。ご愛顧いただいているお客様、地域の皆様、お取引先の皆様、関係者様に心より感謝申し上げます。

ピカピカの一年生が、小学校を卒業するほどの月日が流れました。
店を開けてると、みなさんが多くの出会いを届けてくれます。
わたしたちはここにいるだけなのに、楽しい空気を運んでもらって、またこうして一年続けることができました。いつもありがとうございます。

これからも、いつもどおり谷中でみなさんをお待ちしております。
店長 植木ななせ

画像のイラストを活版で印刷した6周年カードをお買い上げのお客様にお渡しします。
これからも、旅するミシン店をどうぞよろしくお願いいたします。

We have the 6th Anniversary day since when we opened the shop in Yanaka, Tokyo.
We are very grateful that you were visiting our shop.
We are looking forward to seeing you again in Yanaka.

旅するミシン店の谷中店は開店5周年を迎えました。(12月15日)

本日2017年12月15日、旅するミシン店の谷中店は開店5周年を迎えました。

みなさんとの楽しい時間が積み重なって5周年を迎えることができました。心より感謝いたします。ありがとうございます。
これからも旅するミシン店の住人たちとみなさんをお迎えし、ときには一緒に旅に連れて行っていただければ幸いです。
お気軽にお立ち寄りいただける場所になることを目標に、またみなさんをお待ちしております。

店長 植木ななせ

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5周年を記念して、写真を中心に開店した2012年を振り返ってみます。

東京・上野エリアの北側にある台東区谷中は、ななせ店長が布を買う日暮里の繊維街にも近く、管理人も高校時代の下校時にクラスメートに付き合って通い続けた時期があり、馴染み深い地でした。1996年にNHKの朝の連続テレビ小説『ひまわり』で谷中ぎんざ商店街一帯が取り上げられたことを契機に、暮らしの場としての下町に観光地としてのスポットが当たりはじめたように記憶しています。

「のこぎり屋根」として親しまていたよみせ通りのリボン工場の建物。2013年に解体。

鉄道スポットとして知られる日暮里駅北口の下御隠殿橋。2012年当時は旧国鉄時代の車両も時々見られました。

2012年当時は夕やけだんだんに猫がよくたむろしていました。このサビ猫さん、2017年もまだ健在のはず…

運よく、ななせ店長が2012年夏にお寿司屋さんの店舗跡の物件を見つけ、開店準備をすすめていきました。当時は店長も管理人も会社員で休みをぬって、谷中に来ていました。

「寿し恵」さんは谷中の方、谷中の寺院や谷中霊園に通う方に愛されていたお寿司屋さんでした。旅するミシン店開店後も当時のお客様が懐かしんで訪ねてくることがよくあります。

店長が夏に見学に来たときはきれいなお寿司屋さんのお店が残っていました。

ななせ店長は手づくり市に布製品のブースを出展していましたが、一生の仕事にしたいと思い、思い切って店舗を借りることにしました。当時、管理人も店長のご両親も反対していたと記憶しています。

秋にはお寿司屋さんは店舗用の部屋に生まれ変わっていました。

ななせ店長の布製品、彼女の叔父さんが秩父で作る木工製品を陳列して開店に備えました。アイテム数は5年後には5倍以上になっているはずです。

開店準備の時間もあまりなく、店長の叔父さんが作った一枚板のテーブルを入れて、手持ちの製品を陳列して、2012年の12月15日土曜日に開店しました。

開店日は雨でしたが、店長や管理人の友達がお祝いに来てくれました。

ななせ店長を挟んでコーヒーの紙コップを持っているご婦人おふたりが記念すべき谷中店初のご来店のお客様。朝倉彫塑館を観た後に立ち寄られ、ポストカードをご購入いただきました。一番左の女性は開店を手伝ってくれた店長の親友でもある副店長です。

それから5年間、お客様、ご近所の方、大家さんに暖かく見守られて谷中のお店を続け、製品を出し続けられたことは本当に幸せでした。

当店主力製品の手作りブックカバー、表地のキャラクターと裏地の柄を変えながら、作り続けています。

コースターなどの手作り布小物も随時制作しています。

ななせ店長のイラストが入った冊子や書籍の発行も定期的にしています。

5年前の開店時の目標の達成はまだこれからです。まずはブックカバーの店としてのブックカバーのサイズのバリエーションをさらに増やしていきたいです。

2017年の開店5周年日前日の店内。アイテム数がかなり増えましたが、雑然としてしまい、「レイアウトを変えたい」がななせ店長の口癖になっています。

当店の面する「初音の道」は平日は静かな通りです。今後、新しいお店が増えていく予定です。

旅するミシン店は店長の植木ななせが描くキャラクターが入った製品を、お客様とご近所の方に届けて参ります。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

管理人 安武輝昭