【告知】11月27日(日)京都・上賀茂手づくり市に出展します。

11月27日(日曜日)開催の京都・上賀茂手づくり市への出店が決まりました。約3年ぶりに京都・関西の方にお目にかかるのを楽しみにしております。レギュラー品から1点ものまで用意したいと思います。

・当日手づくり市は9時開場ですが、当日移動のため設営完了が9時を過ぎ9時30分ごろになる見込みです。設営完了まで他のブースを楽しんでいただければ幸いです。

・会場は雨天決行ですが、テント等の大型機材を会場に持ち込めないため、大幅に展示数を減らした出品になる見込みです。

当日の開催情報やアクセス情報はこちらをご覧ください。

上賀茂手づくり市詳細情報ページ
上賀茂手づくり市公式Twitter

(写真は2019年10月、コロナ前の出展時の模様です)

新刊書籍『カラス学者の回想録』発売について

2022年5月にカラス学者として著名な松原始先生の新著『カラス学者の回想録』を発売しました。

舞台は京都大学とその所在地・京都市左京区百万遍。当店で出版した『カラスと京都』の姉妹編でもあります。

 

本書は一言でいえば2000年代以降失われつつある学生たちの「場」を描いたものです。

戦前のエリートたちの旧制高校から団塊の世代の学生運動が最高潮に達した1960年代まで、大学には学生文化があり学生たちが集い暮らす学生街が大都市圏に存在し、漫画をはじめとするサブカルチャー文化の揺籃地となっていました。しかしながら、西の百万遍、東の早稲田のような古くからの学生街は2000年代から急速に進行した少子高齢化やコミュニケーションのIT化、都心回帰による土地開発などによって、コミュニティとしての性質を失いつつあります。

著者は現在カラス研究者として知られる松原始博士。生態観察さながらの冷静な視点で、1990年代~2000年代はじめの自由な京大カルチャー、理学部生の学生の生態と学生街としての百万遍の情景を点描したエッセイです。

百万遍の地下のバーで古生物の進化と分裂を夢想していた理学生―
スティーブン・J・グールドの『ワンダフル・ライフ』によって90年代当時の生物界でブームとなったカンブリア紀の爆発進化についての思索も挿入されています。

この本は「ミック(Mick)」「ふぁんてん」「おらんじゅ」「ひらがな館」「北白川バッティングセンター」をはじめとした、学生街としての百万遍を形成していた場所の記録・回想録でもあります。

お取扱店・書誌情報は下記のページをご観ください
https://tabisurumishinten.com/?page_id=5131

本書を手にとっていただいた方にとって、この本が精神的・物理的な「たまり場」への少しばかりのいざないになれば制作者として幸甚に存じます。

ジュンク堂書店三宮店(5階)のフェアに参加にします。

神戸市三宮のセンター街内にあるジュンク堂書店三宮店・5階理工書売場レジ前のギャラリースペースの展示に旅するミシン店も出品いたします。文庫・新書などのポケットサイズの本と合わせてご展示いただく予定です。

初回納品はブックカバー(文庫・新書・四六ソフトカバー・四六ハードカバーの4サイズ)と「三宮お楽しみ巾着」(オリジナル巾着にお菓子と小物が入ったお得なセット)です。12日(日)には展開となる予定です。

フェアについては9月末ごろまでの予定です。その期間、また納品を行います。納品物の詳しい内容は当店のSNSで告知する予定です。

神戸市・周辺の皆様の三宮店様へのご来店、お待ちしております。