AB判(ワイド判)のブックカバーの発売を開始しました。

高さ257ミリX幅210ミリのAB判(またはワイド判)サイズは、B5判(257ミリX182ミリ)の高さとA4判(297ミリX210ミリ)の幅を組み合わせた正方形に近い紙のサイズです。本においては『るるぶ』『まっぷる』といったガイドブック、帝国書院の地図帳、各種図鑑、絵本、技術書、料理本など「開きやすい」ことを重視するタイトルでこのAB判が採用されることが多いです。

旅するミシン店では2022年6月開催のフェア「旅するミシン店の世界のことば舎」(於:ジュンク堂書店池袋本店)にてこのAB判サイズのブックカバーを初投入しました※。今後も谷中店舗や旅するミシン店通販部で販売していく予定です。

※(お詫びとお知らせ)AB判サイズのブックカバーを「A4ワイド判サイズ」とご案内していましたが、このサイズはAB判よりさらに大きいサイズです。お詫びして訂正いたします。

新刊書籍『カラス学者の回想録』発売について

2022年5月にカラス学者として著名な松原始先生の新著『カラス学者の回想録』を発売しました。

舞台は京都大学とその所在地・京都市左京区百万遍。当店で出版した『カラスと京都』の姉妹編でもあります。

 

本書は一言でいえば2000年代以降失われつつある学生たちの「場」を描いたものです。

戦前のエリートたちの旧制高校から団塊の世代の学生運動が最高潮に達した1960年代まで、大学には学生文化があり学生たちが集い暮らす学生街が大都市圏に存在し、漫画をはじめとするサブカルチャー文化の揺籃地となっていました。しかしながら、西の百万遍、東の早稲田のような古くからの学生街は2000年代から急速に進行した少子高齢化やコミュニケーションのIT化、都心回帰による土地開発などによって、コミュニティとしての性質を失いつつあります。

著者は現在カラス研究者として知られる松原始博士。生態観察さながらの冷静な視点で、1990年代~2000年代はじめの自由な京大カルチャー、理学部生の学生の生態と学生街としての百万遍の情景を点描したエッセイです。

百万遍の地下のバーで古生物の進化と分裂を夢想していた理学生―
スティーブン・J・グールドの『ワンダフル・ライフ』によって90年代当時の生物界でブームとなったカンブリア紀の爆発進化についての思索も挿入されています。

この本は「ミック(Mick)」「ふぁんてん」「おらんじゅ」「ひらがな館」「北白川バッティングセンター」をはじめとした、学生街としての百万遍を形成していた場所の記録・回想録でもあります。

お取扱店・書誌情報は下記のページをご観ください
https://tabisurumishinten.com/?page_id=5131

本書を手にとっていただいた方にとって、この本が精神的・物理的な「たまり場」への少しばかりのいざないになれば制作者として幸甚に存じます。

22年6月開催「世界のことば舎」フェア(於ジュンク堂書店池袋本店)

“文化の旅へ連れて行ってくれる世界の楽しい言葉を知ろう!”

旅するミシン店では6月1日(水)~6月29日(水)の約1ヶ月間、ジュンク堂書店池袋本店9階ギャリースペースで、「旅するミシン店の世界のことば舎」フェアの展示を行います。

ななせ店長が描くどうぶつたちが「世界のことば舎」という架空の旅行会社を通じて、世界の様々な楽しいことばを紹介します。

どうぶつたちのイラストが入ったブックカバー、バッグ、本とiPadケース、Tシャツ、のれんなど様々な1点ものグッズを中心に展示を行います。

作品の追加情報は当店のSNSでご紹介いたします。

また会場では楽しい世界とことばと旅へのイマジネーションを広げる以下の本を展示いたします。ぜひ手にとってください。

ご来場お待ち申し上げております。

会場の様子は下記の記事をご覧ください。

https://tabisurumishinten.com/?p=6582

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フェア会場内展示予定書籍一覧

オリガ・ホメンコ著『国境を超えたウクライナ人』(群像社)
https://honto.jp/netstore/pd-book_31492880.html

桝屋友子著『すぐわかるイスラームの美術 建築・写本芸術・工芸』(東京美術)
https://honto.jp/netstore/pd-book_03167692.html

地球の歩き方編集室編『地球の歩き方 東京』(地球の歩き方)
https://honto.jp/netstore/pd-book_30757079.html

母袋夏生編訳『お静かに、父が昼寝しております』(岩波少年文庫)
https://honto.jp/netstore/pd-book_27546274.html

石野裕子著『物語 フィンランドの歴史』(中公新書)
https://honto.jp/netstore/pd-book_28678444.html

チヌア・アチェベ著・粟飯原文子訳『崩れゆく絆』(光文社古典新訳文庫)
https://honto.jp/netstore/pd-book_25991450.html

高野秀行著『ミャンマーの柳生一族』(集英社文庫)
https://honto.jp/netstore/pd-book_02655699.html

中川裕著『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」』(集英社新書)
https://honto.jp/netstore/pd-book_29526888.html

町田和彦編『世界の文字とことば(新装版)』(河出書房新社)
https://honto.jp/netstore/pd-book_26284462.html

ロバート・G. フレッソン絵著・小林玲子訳『世界一おもしろい国旗の本』 (河出書房新社)
https://honto.jp/netstore/pd-book_28922189.html

帝国書院編集部編『地歴高等地図 現代世界とその歴史的背景 2021』(帝国書院)
https://honto.jp/netstore/pd-store_0631286512.html