明治・大正の建物

「旅するミシン店」谷中工房の至近にある「台東区立朝倉彫塑館」の保存修復工事の終わりが見えて来ました。

長年建物を覆っていたカバーもついに取れました。

今年秋リニューアルオープンという告知が区のホームページにも出ました。

http://www.city.taito.lg.jp/index/…..html

正面入口の看板には具体的に「10月」とリニューアルオープン時期が書かれていますが、地元の方への説明とも一致します。

4年を超える工事になったのは、明治からはじまり昭和初期まで数回増改築が続けられた朝倉文夫氏邸宅とアトリエを補修するための部材の調達が大変だったため、ときいています。

一方で、谷中に隣接している根津のランドマークの一つだった「丁子屋」さんの明治期の店舗建物の建て替えがはじまっています。

丁子屋さんは動物の柄をはじめとするステキなデザインの手ぬぐいで知られている染物店です。明治28年創業で、そのときはお店の前を藍染川という不忍池に流れ込む小川が流れていました。丁子屋さんはその川の水を使って洗い染めをしていました。

藍染川は大正時代に暗渠化され、現在は地下水道を通っています。根津の名物「へび道」は藍染川を暗渠にした名残でもあります。

藍染川は今は目に見ることはできませんが、地名や名称として根津に残っています。根津の近くに住んだ森鴎外や夏目漱石の小説にも登場します。

藍染川にもゆかりが深く明治からの伝統がある丁子屋さんはその建物とともに多くの人に愛されてきました。3.11の震災の影響で新しい建物に建て替えとなったときいています。今年6月にリニューアルオープンされる予定です。

建て替え直前の丁字屋さんの建物(2012年1月)

3.11の震災後は耐震性の問題が顕著化し、古い建物の建て替えがすすんでいます。特に明治・大正期の建築物は維持や保存に多額の予算がかかる上に、耐震工事ができない、日本家屋の標準だった急な階段がバリアフリー基準に反する、など構造的な困難があります。谷中工房が面している初音の道沿道も明治以前の建物はお寺を除くとごくわずかです。

明治・大正の香りを味わうことができる朝倉彫塑館が保存工事を経て、これからも公開が続けられるというのはとても幸運なことだと感じます。10月のリニューアルオープンが楽しみです。

 


ブックカバー、新しい柄でつくりました。

2013年の立春は2月4日です。春が近づいてきましたね。

店長がブックカバーづくりを頑張っています。本日2月2日のオープンに新作の柄のカバーが間に合いそうです。

旅するミシン店のマスコット「ミシンちゃん」。

ジャム缶を頑張って開けている「うさぎくん」。

「はさみ」です。旅するミシン店が活動をはじめた頃(8年前ぐらい)の柄のリバイバルです。

新しい柄ではありませんが、ご要望の多かったハードカバー本サイズの「4匹はアイドル」柄です。

本日2月2日のオープンは午前11時からです。新柄が並び始める時間は11時30分ごろの予定です。

店長ともどもご来店をお待ち申し上げております。