御礼(2015年10月15日、百万遍さんの手づくり市)

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本日初の京都での手づくり市に出展しました。
ありがとうございました!

いつもの谷中から遠く離れた地であるにも拘らず、以前谷中店を訪れてくださった方、1時間も当店を探してくださった方(450店ほどが出ているの上に、割り当てられたブース番号などもないため探すのは大変のです…ほんとにありがとうございました)、そして地元京都とその近辺にお住まいの方、みなさんとの楽しい会話に夜行バスの疲れも吹き飛びました!(昨晩夜行バスで新宿を出発したのでした)
さらには、カラスくんのフォロワーの方にも会えたこともとてもうれしかったです。

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はじめての参加だったのに、気負わずに楽しく過ごせたのは、足を運んでくださったみなさんのおかげです。改めてありがとうございました。
久々の京都訪問がとてもすてきな思い出になりました。
なかなか毎月出展は難しいかもしれませんが、また京都へ行きたいです。

店長 植木ななせ

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琉球絣の生地を購入しました。

琉球の伝統衣装に使われる琉球絣の綿織物生地を那覇で購入しました。

 那覇でも最も活気あるところの一つである牧志の市場エリアで購入しました。エリアの東側の大平通りやサンライズなはの商店街は国際通りや市場通りのようにまだ観光地化されていないので、那覇に行かれるお客様は是非探訪してみてください  。 綿をベースに麻も入った涼しげな南国向けの生地です。初夏には琉球絣を裏地として使ったブックカバーが登場する予定です。/In Naha, Okinawa, Our shop purchased the Ryukyu(Okinawa) -kasuri cotton fabric which is used in the Ryukyu traditional formal wear. Our shop will manufacture the book-cover which is made with this fabric as the back fabric. This book-cover will appear on our shop in the coming early summer.


遠州綿紬と浜松のおすすめスポット

20141129_101507951_iOS旅するミシン店では秋から「遠州綿紬(えんしゅうめんつむぎ)」のブックカバーを製造しており、お客様からもご好評いただいております。

20141206_043659068_iOSお買い上げいただとき、浜松産の生地であるここと、生地の織元のぬくもり工房さんのことをお伝えしていますが、「遠州綿紬」の歴史とそれを育んだ浜松の街のおすすめスポットについて簡単にご紹介します。

「遠州」は遠江国(とうとおみのくに)から来た地域名です。「遠江」とは琵琶湖の「近江」と対になる言葉で、京から遠い浜名湖を指します。東から大井川、天竜川と浜名湖を中心に形成されてきた地域です。浜松市とサッカーで有名な磐田市が地域の中心で、東西には東海道が走り、北の信州とは河川、南は海とつながっており、地の利をもっている場所です。

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浜松市南部・遠州灘にある中田島砂丘。日本三大砂丘のひとつです。

江戸時代に遠江国でも他国と同様に綿生産が推奨されました。遠江は豊富な水資源と広大な耕地があるため、全国有数の綿生産地になりましたが、機織の加工は北方の信州に頼っていました。転機となったのは、天保の動乱期が終わった頃の1845年に、上野国(群馬)の上野館林藩の藩主をつとめてきた井上正春が遠江浜松藩の藩主に転封されたことです。

正春は綿織物の先進地区の館林の織物技術を遠江に移植しました。館林織物の伝統を引き継いだ縞模様の綿織物は東海道でつながった江戸・上方でも人気になりました。地の利がある遠江は人や金も集まりやすく、機織り機を使った分業による織物の大規模生産がはじまります。

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浜松のマスコット”出世大名家康くん”。徳川家康は織田信長全盛期に浜松城を本拠地として雌伏の時期を過ごしました。江戸時代には浜松城は栄転の地として知られ、”出世城”の別名があります。

近代以降、遠江はトヨタグループの創始者豊田佐吉、ホンダ創業者の本田宗一郎を輩出しました。また、世界的企業のスズキ、ヤマハも浜松の企業です。これは遠江で綿織物と機織機による分業体制が完成し、工業的生産活動に親しんだ人材が豊富だったこととも深い関係があります。そして、豊田佐吉が生み出した自動紡織機は浜松の繊維産業拡大に大きな役割を果たしました。

浜松市北部(旧浜北市)の染地台にある「ぬくもり工房」さんは遠江国の綿織物の伝統を引き継いだ綿織物にこだわって生産を続けている織元です。当店の「遠州綿紬」はぬくもり工房さんの製品です。

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ぬくもり工房さんの遠州綿紬の生地。色の使い方が幅広く、選択肢が多いです。

ぬくもり工房社長の大高旭さんは浜松のクリエーターと組んで、様々な遠州綿紬製品を生み出しています。ホームページでも多彩な製品群を見ることができます。

http://nukumori.hamazo.tv/

また、地域として遠江の織物のブランドづくりを目指す遠州縞プロジェクトの推進役もつとめています。

http://www.enshujima-p.net/

染地台にあるぬくもり工房さんのアトリエでは様々な製品や生地をじかにみることができます。

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ゆったりしたアトリエには遠州綿紬以外の製品も多数陳列されています。

ぬくもり工房さんの遠州綿紬生地の特徴は、クリエーターたちの感性が注入された明るく軽やかなデザインでありつつ、伝統の綿織物の堅牢性も保持していることです。遠州綿紬を使った布小物にもかわいいものがたくさんあります。

アトリエは東名高速の浜松西インター・浜松インター、もしくは新東名高速の新浜松スマートICから車で約30分〜40分ほどです。公共交通機関の場合は遠州鉄道「北浜」駅からタクシーもしくは路線バス利用となります。
※路線バスは本数が少ないのでご注意ください

オープン時間は午前10時〜午後6時。休業日は原則なしです。

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染地台はお洒落な新興住宅街で、個性的なお店が点在しています。車が便利です。

浜松は健在な工業と地の利のために豊かな地域であり、今も多くのクリエーターが存在し、協力して活発に活動しています。

浜松綿紬との関連でははままつシャツさんの活動があります。浜松は現在でも日本有数の繊維製産地ですが蓄積した製造能力とクリエーターのデザインをシャツに込める活動を行っています。

http://www.hama-shirts.jp/

浜松のクリエーターの息吹を感じる場所が浜松中心部にあるKAGIYAビルです。

http://kagiyabldg.hamazo.tv/

20140905_054051723_iOS地元の不動産会社がクリエーターのショップ&ワーキングスペースの場として古いビルを提供しています。このビル2階に入っている「BOOKS AND PRINTS」さんは写真家・映画監督の若木信吾さんがオーナーのお店で、若木さんが浜松と全国をつなげるイベントや活動をこのお店を通じて行っており、全国的にも知られているお店です。

http://booksandprints.net/

20140905_044329248_iOS広いスペースとビルの重厚な質感が合わさって、写真集やアート作品を手に取る気分が盛り上がってきます。お店を運営している新村(しんむら)さん(メガネ&スキンヘッドもしくは帽子男子)は人格者でもちろん浜松のこともお詳しいので、店内で見かけたらぜひお声をお掛けください。

浜松駅から徒歩約10分です。
オープン時間は午後1時〜午後7時。休業日は火〜木です。

BOOKS AND PRINTSさんの下、KAGIYA1ビル1階にある「ニューショップ浜松」さんはクリエーターのデパートメントストアを目指した店で、こちらも必見です。正方形をした木の什器のスペース単位でクリエーターが展示スペースを借りられる場所で、多くの地元クリエーターの作品が見ることができます。

http://newshop-hmmt.com/

豊かな文化と産業がある浜松と綿織物を通じてかかわりができたことを当店店長も管理人もうれしく思っています。これからも、遠江の伝統とクリエーターたちの感性が入った遠州綿紬を使って製品を作り続けたいと思います。